北海道で「白い」といえば「白い恋人」って感じですが、洞爺湖で「白い」といえば「白いおしるこ」ってなるのは、
正直なところもうチョイって感じです。
そういえば、「白い」といえば「白いプリン」っていうのが一時たくさんありました。
これはリクルート北海道(じゃらん)編集長ヒロ中田氏発案のもので、北海道の牛乳&乳製品の消費拡大を担った「白いプリン大作戦」で企画されたものです。
北菓楼、六花亭、柳月、など有名無名道内・全国40社以上のメーカーが参加しました。
この「白いプリン大作戦」は2006年の企画なので今ではほとんど売ってないですが、
牧歌には今でもその戦略プリンは販売中で「牧歌の白いプリン」がそれです。
最近のもので「白い」もん系で有名なのは石屋製菓の「白いバウム」ですかね。
ちょっと気がついたんですが
「白い」ってのはほとんどが洋菓子という事です。
唯一「白いおしるこ」が洋菓子勢の中の和菓子としてひときわ目だっています。
和菓子業界=保守的ってそんなイメージがあるのですが、なんか納得です。
「白好きな日本人」で「白い和菓子」は結構あるのではと思うんですが、「白い~」っていう和菓子名はあまり思い浮かびませんよね!
この「白いおしるこ」は洞爺湖の岡田屋(創業80年)の人気商品ですが、その歴史は微妙に古い(新しい?)2005年発売で「じゃらん」企画より一年早いです!
考えたのが三代目岡田晋平さんで保守的な和菓子業界の中ではかなり冒険好きな人です。
やはり先代とは揉めたらしく当初「そんなものは邪道」と一蹴されたそうです。
そこを押し切って発売、、、したものの、、、さっぱり売れず、、
しかしそこにあの「白いプリン」大作戦が始まったんです。
この「白いおしるこ」は大福豆の白あんと白玉、そして北海道の牛乳が使われています。
(ちなみにこの使われている牛乳というのは牧歌の牛乳です。)
なんというタイミングでしょうか、なんか大きな力で後押しされてますよね!
売れないはずないです。
今では白いおしるこのレシピはネットでもいっぱい出てきますが全てはここから始まりました!
岡田屋で出すまではありそうで無かったのが「白いおしるこ」なんです。