このプロジェクトについて

北海道の壮大な自然を見事に切り取る写真家 野呂圭一氏が「ニューヨーク公募展アートインキュベーション」にて最優秀賞をいただき、ニューヨークマンハッタンで展覧会を開催することとなりました。

そんな北海道の写真家 野呂圭一を応援するプロジェクトです。

ニューヨーク公募展アートインキュベーション
https://art-incubation.com/

ニューヨーク公募展アートインキュベーション

ごあいさつ

この度、「写真家野呂圭一を世界に送り出す会」会長を務めさせていただくことになりました浜野清正と申します。
日頃より、皆様より温かいご支援とご協力を賜り心より厚く感謝申し上げます。

北海道の壮大な自然を見事に切り取る写真家野呂圭一氏の作品は、その美しさと感動で多くの人々の心を打っており四季折々の風景や、そこに生きる動植物たちの生命力が溢れ、私たちの心に深い感銘を与えてくれます。
しかしながら、彼の作品が持つ魅力をより多くの人々に知ってもらうためには、国内外でのさらなる認知度向上が必要不可欠です。

本会は、野呂氏の作品を世界に発信し、その才能を広く認めてもらうことを目的としており、具体的には国際的な写真展やコンペティションへの出展、海外での写真集の配布、そしてグローバルなメディアを通じたプロモーション活動を支援し、野呂氏の作品が国境を越えて多くの人々に愛され、評価されることを目指しております。

皆様からのご支援は、野呂氏の夢の実現にとって大きな力となりますので、クラウドファンディングを通じて集まった資金は、彼の活動を支えるための展示会出展費用や制作費渡航費などに充てられます。

皆様一人一人のご支援が、彼の作品が世界中に広がる一助となることを確信しておりますので、世界に送り出すこのプロジェクトに多くの方にご賛同いただき、野呂氏の作品を通じて、北海道の美しさや自然の素晴らしさを世界中の人々に伝えられることを楽しみにしております。

どうぞ今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

写真家 野呂圭一を世界に送り出す会 会長 浜野清正

野呂圭一からのメッセージ

はじめまして!ヒグマが生息する山奥深くから氷点下30度を下回る冬山の山頂まで、北海道を拠点に活動している、ネイチャー写真家の野呂圭一です。よろしくお願いします!

この度、現代アートにおいて日本を代表する著名な放送作家や、長年ニューヨークで活躍されているキュレーター、日本を代表する美術商、アジア最大級の現代アートオンラインサイトを運営されている方々から高く評価をいただき、「ニューヨーク公募展アートインキュベーション」にて最優秀賞をいただき、ニューヨークマンハッタンで開催される展示会に参加することとなりました。

長年世界で活動したいと考えておりましたので、今回いただいたご縁が大きなチャンスととらえ、アート世界のど真ん中!
ニューヨーク・マンハッタンで全力で勝負させていただきたい所存です。

是非とも!プロジェクトの趣旨をご理解いただき、少しでも多くの方のご支援・ご協力をいただきますようよろしくお願いします。

野呂圭一

世界のアート市場は年間約7兆円規模で、そのうち38%が、ニューヨークで取引されています。つまり、ニューヨークは、世界最大のアート市場の一つであり、アーティストにとって非常に重要な場所です。

ニューヨークで自らの作品を売り込むことは、国際的な注目を集めるための近道であり、多くの著名なギャラリーやオークションハウスが集中しているので、世界中のコレクターやバイヤーが集まり、作品が広範囲に認知されるチャンスが増えます。

また、ニューヨークは多様な文化や芸術の中心地であり、最新のトレンドに触れることができるため、アーティストとしての成長にも大きく寄与することから、成功を目指すアーティストにとってニューヨークでのチャレンジは不可欠です。

今回の展覧会では、20年以上の長きにわたりニューヨークのアートシーンで活躍され、美術館、コレクター、アーティスト、アートメディアに広く人脈をお持ちのキュレーター佐藤恭子氏と、踊る!さんま御殿やドラえもん等、誰もが知っているようなテレビ番組の放送作家で、国際エミー賞ほか数々の賞を受賞されている安達元一氏のご支援が受けられます。

彼らのように影響力のあるキュレーターや放送作家などからの支持を得ることで、国際的な注目を浴び話題性が高まり、メディア露出や展覧会参加の機会が増えることや、特にニューヨークは世界中のアートコレクターや愛好家が集まる場所であることから、作品の評価や紹介の際に信頼性と価値が高まり、キャリアの発展につながる可能性が広がることが期待できます。

アーティストにとってニューヨーク公募展アートインキュベーションに参加することは、アーティストにとって大きな意義があり、とても貴重なチャンスといえます。

佐藤恭子

ニューヨークを拠点に活動するキュレーターで日本文化紹介の第一人者。
朝日新聞社と共同で「メトロポリタン美術館古代エジプト展 女王と女神」(2014年、東京都美術館と神戸市博物館で開催)を実現。2016年に小松美羽のニューヨーク初展示を手掛ける。前衛的な展示で知られるニューヨークのアートスペース、ホワイトボックスにアジア部門を創立。2018年から2021年までそのディレクターを務め、草間彌生、オノヨーコ、久保田成子、千住博、村上隆、杉本博松山智一、大岩オスカール、小松美羽ほか55人の日本人を展示した歴史的な「A Colossal Word: Japanese Artists and New York, 1950s-Present」や「Hiroko Koshino: A Touch of Bauhaus」(2018年)のキュレーターを務めた。

佐藤恭子

日本のテレビ界を牽引してきた放送作家。
「ダウンタウンのガキの使い」「奇跡体験!アンビリバボー」「踊る!さんま御殿」「ぐるナイ」「ドラえもん」「SMAPxSMAP」「笑っていいとも」〜など数々の国民的ヒット番組を手がける。
2008年、自身が構成を務める番組「たけしのコマネチ大学数学科」で第35回国際エミー賞を受賞。番組出演の北野武監督とNYでレッドカーペットを歩く。
他、第42回ギャラクシー賞大賞国連平和映画祭2007特別賞など受賞。

このプロジェクトで実現したいこと

写真家としての国際的な認知度を高める応援をしたい

 ニューヨークは世界のアートシーンの中心地であり、多くの著名なギャラリーやアートフェアが開催され、世界中からアートコレクター、キュレーター、批評家、メディアが集まることで作品が評価され広く紹介されます。ニューヨークでの展示は作品が国際的な舞台で注目を浴びるきっかけとなり、アーティストのキャリアを飛躍的に向上させる絶好の機会だと考えますので、野呂圭一氏の作品についても国際的な認知度が高まることでしょう。

コネクションを広げる応援をしたい

ニューヨークには、ギャラリスト、キュレーター、アートコレクター、批評家など、アート界の主要な人物が集中しています。野呂圭一氏がこれらの方々との関係を築くことで新たな展示会への招待、プロジェクトへの参加、メディア露出などの機会が増えるきっかけづくりを応援したい。

作品のクオリティを高めてほしい

ニューヨークの多様で活発なアートコミュニティとの交流の中にある新しいアイディアやトレンドに触れることで、野呂圭一氏のキャリアと自己成長が促進されることを望みます。
それらが作品のクオリティを向上させる切っ掛けとなり、アーティストとして国際的に有名となる道を開く重要な要素であると考えています。

野呂圭一氏について

野呂圭一氏はどんな人?

 北海道の南西部にある人口8千人程度の小さな町「洞爺湖町」で35年近く町役場職員として従事しています。
 カメラをはじめたのは45歳を過ぎたころだそうですが、その後3年ほどで数多くの賞をとり、また北海道大手ホテルのギャラリー常設展示や映像提供、北海道観光振興機構HOKKAIDO LOVEでは北海道を代表する写真家として海外向けのサイトを担当し、世界に北海道の魅力を発信しています。
 これら短期間での実績ではありますが、彼の持ち味である瞬発力が北海道をこよなく愛する写真家として、アートの世界の中心地ニューヨークマンハッタンで彼の力を発揮してもらえると考えています。

実績等

  • 第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門での公式上映の『ぼくのお日さま』制作において、北海道のロケーションハンティングを協力
  • 北海道観光振興機構LOVEHOKKAIDOホームページにて海外向けに北海道の絶景を紹介する北海道を代表する写真家として掲載
  • フォトコンテスト:2019年~ 第4回Life with Coffeeフォトコンテストグランプリ、 LUMIX AWARDスナップ部門 優秀賞他多数
  • 2022年 GFX Charenge program 世界45人枠選出
  • 2023年 KYOTOGRAPHIE KG+ 「JAPAN PHOTO AWARD + INTUITION」参加
  • 2024年 第6回日本国際観光映像祭ジャパンセレクション

展覧会への参加作品

ニューヨーク公募展アートインキュベーションで最優秀賞をいただいた5枚組の写真で展覧会にチャレンジします。

【開催期間・場所】

【タイトル】自然の囁き(Whispers of the Wild) 5枚組写真

【テーマ】孤独な静けさ、寂寥を愛でることは、日本人の心に根付く美的感覚として独特なもの。
「涙が出るほど美しい」と表現されるように、日常の風景や出来事から細やかな喜びや幸せをとらえ、枯れた木や枯れ草、枯れ葉など一見地味でありながらも、その一瞬の美しさや儚さが「WABI-SABI(詫び寂び)」とされ、簡素でありながら趣深く、静かな美しさや深い味わいを好むのが日本人の心。
静かな風景や孤独で寂しい情景など、日本人特有の哀愁や感傷に目を傾けて”自然からの小さな囁き”を聞きながら表現することが本作品のテーマ。

【コンセプト】四季折々の風景や自然摂理が持つ美しさは、我々人間の想像を遥かに凌駕するものである一方、その光景は多くの場合が一瞬の出来事で儚きものである。
  そのような尊き一瞬を、孤独や静けさ、寂寥が持つ心地よさ、静寂な風景や情景が醸し出す感情、人間と自然が共存する風景や、自然がもたらす癒しや豊かさ、それら全てを包括して日本人の心情や精神性に根ざしたわびさびの奥深さを、日本人独特の美意識として写真で表現し伝えることをコンセプトとしている。

【メッセージ】日本の美意識である「WABI-SABI(詫び寂び)」の精神性や奥深さは、他国では類を見ないものであるが故に、海外の方には理解しがたい感情であると考える。
このことから、写真を通じて日本人の心に共鳴する美しい風景や情景、静寂や感傷など、一期一会の美しさを伝えたい。
また、「WABI-SABI(詫び寂び)」が持つ深い哲学や美意識に触れ、観る者の心に静かな感動と深い思考を伝えることができれば幸甚である。

※ 画像をクリックすると作品名、説明が表示されます。

Portfolio Image
閉じる

流光

RYUKOU

煌めく水面を背にした枯れた樹々は、生命の営みと歴史の証人。その枝は、風雨・風雪に耐え、季節の変化に従って姿を変える。葉を失った枝は、枯れたように見えるが、その根は地中深くに張り巡らされ地球の生命力を支えている。枯れた樹々は、時には過酷な条件に耐えることを強いられるが、その存在は依然として力強く、美しく、哀愁を帯びている。
彼らは、生と死、再生と終末の境界線を象徴し、自然の営みの一部として尊重されるべき存在であり、その幹には数々の物語が刻まれ、その枝には、風景の変遷が映し出されている。

Portfolio Image
閉じる

薄ら日

USURABI

森の中で微かな光が差し込むと、そこは神秘的で幻想的な世界が広がる。樹々の間から漏れる光は、葉や枝に穏やかに遮られ、地面に織り成す模様を作り出す。
微かな光が射し込むと、そこは暗闇から少しずつ明るさを得る生態系の微妙なバランスの象徴とも言え、樹々はその枝を伸ばし、光を求めて競い合いながら、それぞれの場所で生命のエネルギーを得ようとする。微かな光は、森の中で生きる動植物に希望を与え、生き生きとした活気をもたらす。また光が差し込むと、そこに暗闇からの脱出への道筋が示されるように感じられ、微かな光は森全体を魔法のような雰囲気に包み込み見る者の心を奪う。

Portfolio Image
閉じる

氷露

HYOURO

夜のうちに寒風にさらされて姿を現す飛沫氷は、自然が織り成す美しい芸術品。寒風が水しぶきを凍らせると、空気中に舞う氷の結晶が、月明かりや街灯の光を反射して輝く。
その氷の結晶は、まるで透明な宝石のように光を乱反射し、周囲に幻想的な輝きを与える。風と寒さによって形成された氷の粒子は、空中で繊細なダンスを繰り広げながら、空間に儚い美しさを残す。飛沫氷は一瞬のうちに現れ、また消え去るが、その美しさは永遠に記憶に刻まれる。それは自然が生み出す最も儚く、かつ魅惑的なアートの一端を示している。

Portfolio Image
閉じる

野趣

YASYU

野に咲く一輪の小さな花は、自然の中で謙虚ながら凛として生き、その姿は美しさの象徴。小さな花びらが風に揺れ、柔らかな色彩と優雅な形状は、地上のさまざまな生命の躍動を感じさせる。小さいながらも、その花は儚い一瞬を生き、見る人の心に深い感動を与える。自然の中でひっそりと輝く存在として、その存在は謙虚でありながらも強い生命力を示している。。

Portfolio Image
閉じる

雪蜜

YUKIMITSU

煌めく雪肌は、冬の美しさと儚さを象徴している。そのふくよかな女体を彷彿とさせる雪肌は、清らかな白さで覆われ、その光沢はまるで宝石のように輝いている。雪が地面を覆い尽くすと、まるで自然が神秘的な彫刻家によって彫り出されたかのように美しい景色が広がる。降り積もった雪は、風に揺れながら煌めき、まるで眠る女性のような柔らかな曲線を思わせる。その清潔で滑らかな肌は、冷たい空気と対比しているように見えるが、その美しさは魅惑的であり見る者を引き込む。雪が降り積もった風景は、儚くもまるで夢の中に迷い込んだような幻想的な世界を想起させ、人々の心に静寂と美をもたらす。

作品の評価

佐藤恭子氏
美しい作品群です。野呂圭一さんがいかに自然の美しさを心から表現したいと思っているのか、が伝わってきました。拝見していて思い出したのは、アンセル・アダムスです。アメリカの広大な自然を広大にアメリカの強い表現で捉えた写真家です。野呂さんは、北海道の自然を日本の美意識侘び寂びで捉えた、というのは、正直でとても素敵だと思います。アートは、その「土地」からアーティストを媒体にして生まれるというのが、数々のアートを見てきた私の持論です。日本の侘び寂びは、日本から生まれた「本物」だったので、ジョン・ケージなどをはじめとした歴史的なマスターたちにも大きな影響を与え、アートの歴史を動かしたので、そんな強いものはありません。

安達元一氏
わびさび寂寥、いいですね、見事に表現されています。自然のモチーフを離れて、このコンセプトで都会を撮ったら、どんな作品に仕上がるのか、見てみたい気もします。写真の技術もすばらしいと思います。更なる活躍を期待します。

私たちが目指すこと

展覧会を開催するに当たり展示会場までの渡航費、印刷額装費、作品説明・宣伝活動費、通訳など様々な費用がかかります。
そこで写真家 野呂圭一を世界に送るためクラウドファンディング CAMPFIREによる資金の支援を考えました。

北海道の美しい風景や文化を世界に発信するためには、皆様のご支援が必要です。
このプロジェクトを通じて、北海道の魅力を多くの人々に伝えることができればと願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

Top